オーバーヒートとは?
夏場のエンジントラブルの1つとして多いのが、オーバーヒートです。
オーバーヒートとは、エンジンが何らかの原因で超高温状態になり、エンジンの熱が冷めずにエンジントラブルを引き起こす事になります。
一度オーバーヒートしてしまうと、エンジンがかからない、エンジンが故障して動かないというエンジントラブルが起きますので、原因と対策を知っておくことが大切です。
原因と対処方法
オーバーヒートの原因として考えられる一番のことは、冷却水に関するトラブルです。
エンジンは元々高温になっても、冷却水で正常値まで自動的に冷やされるようになっているのですが、この冷却水を補充しておらず不足していたり、冷却水が何らかの原因で漏れ出したりすると、オーバーヒートに繋がります。
こちらの場合は、サーモメーターや水温警告灯に異常が起きていないか日頃から確認しておくことが大切です。
万が一高温のメーターを示していたり、ランプが赤く点灯、または点滅などしている場合は、一度冷却水タンクを確認しましょう。
また、ウォーターポンプや電動ファンなどの冷却システムそのものにトラブルが起きることも、オーバーヒートに繋がる原因です。
渋滞などの、低速で長時間走っている事が多くなったときにこちらは起きやすく、冷却システムが稼働しすぎた事により動かなくなる場合があります。
出来るだけ渋滞などでは速度を調節して、止まっているか、颯爽と走っているか、意識することが重要です。
このようにオーバーヒートが起きる原因には色々とありますが、対策としてはまず、安全な場所で一刻も早く止まるようにしましょう。
出来れば駐車場などが良いですが、道ばたで明らかな異常がおきた場合は、隅によってハザードを付けて下さい。
停車をせずにアイドリングのまま車のボンネットを開けて、冷却水の残量チェックを行い、冷却水が不足していたら、リザーバータンクから補給します。
ラジエーターから補給をしようとすると、ラジエーターキャップをはずそうとした瞬間大火傷をする恐れがありますので、絶対に辞めましょう。
また、余程の緊急事態で無ければ、水道水やミネラルウォーターを入れるのは避けてください。
いざと言う時はそのまま放置をせずに、ロードサービスなどを早めに呼ぶ事が大切です。
無理をすると致命的な故障に繋がりますので、分からない場合は早めに呼んでしまいましょう。
車の状態や加入しているロードサービス会社などによっても異なりますが、冷却水の補充や交換だけで済めば、数千円で直して貰えます。